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柔道整復師とは

外傷や障害を保存的療法で処置するための国家資格

柔道整復師とは

■ 外科的療法に依らず、現代医学の技術で確かな診察・
  整復・手技療法・物理療法・運動療法を行い、患者の
  早期回復を図る専門職

みなさんは街を歩いていて「整骨院」「接骨院」「ほねつぎ」といったカンバンを見かけたことがあると思います。
これらを開業しているのが柔道整復師です。一般に整骨院(接骨院)を営む「柔道整復師」の起源は、柔術の「活法」に由来するといわれています。その最大の特徴は、西洋医学的な医薬品や手術ではなく、古来から伝承された伝統医学にもとづいて治療する点にあります。
打撲・捻挫・挫傷などの外傷疾患を治療したり、骨折・脱臼の応急処置を行うこの療法は、人間が本来持っている自然治癒力を活用するものであり、副作用がなく身体にやさしい保存的療法として評価が高まっています。
1989年に国家資格として認定された「柔道整復師」は、2001年2月にはWHO(世界保健機構)の「伝統医療と相補・代替医療に関する報告」にも紹介されています。
「柔道整復師」の治療対象となる患者数は、潜在者も含めると1,000万人以上(平成13年度国民生活基礎調査)に達するといわれており、高齢化社会のなかでその役割は一段と重要性を増しています。

他の医療系国家資格との違い

健康保険の取り扱い、独立開業ができる柔道整復師

■ 資格取得後、動きのとりやすい柔道整復師

医療系の国家資格には看護師や理学療法士、作業療法士などがあり、どれも医師の指示により治療行為を行いますが、柔道整復師は自分で判断して行うことができます。 また、独立開業できることが特徴で、打撲・捻挫・挫傷の治療および骨折・脱臼の応急処置に対しては保険が適用されます。さらに機能訓練指導員として、介護施設などでお年寄りの機能回復などにも従事しており、地域医療の担い手として幅広い活躍が期待されています。

■ 他の医療系国家資格との比較

 国家資格患者に対して独立開業保険治療
柔道整復師自分の
判断で行動
看護師医師の
指示により行動
××
理学療法士
作業療法士
医師の
指示により行動
××
はり師・きゅう師自分の
判断で行動

(医師の診断書が
ある場合のみ)
カイロプラクター・
整体師
×自分の
判断で行動
×

柔道整復師の今後

「国家資格」の強みが活かせる多種多様な可能性に満ちた職業

■ 患者さんの治療からお年寄りの機能回復まで、地域医療の担い手として幅広く活躍できる

今後ますます進んでいくであろうと考えられる高齢化社会やスポーツ人口の増加などにより需要は伸びています。 また、ITの発達などにより体の不調を訴える会社員やOL、クラブ活動で体を故障した学生など、若年層の患者数も増えています。 こうしたことから、柔道整復師のニーズは確実に伸びていくと考えられています。それにつれて、整骨院、病院・医院などの求人増加が予想されるため、就職先も充実していくでしょう。
また、整骨院、病院・医院などで経験を積んだ後、独立開業する先輩たちも少なくありません。 その他、スポーツ選手の専属トレーナーやスポーツ施設でのトレーナー、老人ホームなど、活躍の場は広く、可能性に満ちています。国家資格が活かせる柔道整復師は、将来有望な職業のひとつです。